こんにちは。ヒグラシです。
引き続き特定口座年間取引報告書の話です。前回、還付金があることを発見したことを書きましたが、今回は、その内容の確認と今年はどうするか、について考えていきたいと思います。
前回の記事はこちらです。
- 「平成30年分 特定口座年間取引報告書」の内容
- 譲渡損失と還付税額の関係を考えてみる
- 今年度の進め方案
- 進め方案に対して
- おまけ1:還付金が入金されていました
- おまけ2:SBI証券のHPに説明がありました
「平成30年分 特定口座年間取引報告書」の内容
以下の表は必要部分を抜粋したものです。
「9 合計」の部分より、配当金は約11万円、そして税金として約2.2万円徴収されていることがわかります。
「16 譲渡損失の金額」で、前回話題に挙げた626円が登場してきます。
*上の表は抜粋したものなので、626円の詳細は原本には別途記載があります。
譲渡損失と還付税額の関係を考えてみる
「16 譲渡損失の金額」626円の「9」-「配当等の額」109,900円に対する割合を計算すると、0.57%でした。
「19 還付税額」のそれぞれも計算してみると、「源泉徴収税額」は0.49%、「配当割額」は0.58%でした。還付税額を合計した115円の場合の割合は0.52%でした。
多少の差はありますが、この結果より、譲渡損失分の税金が還付される、と考えることができるかと思います。
と、いうことは、「9」-「配当等の額」109,900円分と同等の譲渡損失があれば、配当金はもらえるし、税金ももっと還付されていたのかな、と思いました。
今年度の進め方案
そこで、今年度どうしていくか、その結果どうなるか考えてみることにします。
方針
今のポートフォリオを維持する方向で考える
前提
- 投資金額:450万円
- 評価額:410万円
- 配当金、納付税額は平成30年結果をベースに考える
- 30万円で購入し、評価額が20万円(=損失10万円)の銘柄Aがあることとする
シナリオ
銘柄Aを一度売却(表の真ん中)し、その後、再度購入する(表の右側)
*売買による手数料やタイミング差による値差は今回は考えないことにする
*(予想*)は、そのタイミングでの「配当金に対する譲渡損失の割合」を「納付税額」に掛け算したもの
期待する結果
- この売買による評価額の変動はない
- ポートフォリオも変更ないので、配当金も変更なし
- 還付税額は、約2万円となる
進め方案に対して
今年は、今日まとめた内容で、進めてみたいと思います。
実際、株価は日々変動するものですし、また配当金も去年と同程度なのかはわからないですが、まずは基本の考え方として適しているか、という部分で見ていきたいと思います。
おまけ1:還付金が入金されていました
昨年12月28日に「配当所得税還付金」という名称で115円入金されていました。
以下から確認できます。
「口座管理」⇒「取引履歴」⇒「譲渡益税明細」
おまけ2:SBI証券のHPに説明がありました
調べていく中で、いろいろと検索していたら、SBI証券のHPにも以下の内容がありました。今日まとめた内容は考え方として大丈夫そうでほっとしました。
譲渡の都度、年初(税制年度は受渡日を基準として、1月1日から12月31日までのもの)からの譲渡損益を計算し、利益が発生した場合は源泉徴収を行い、損失が発生した場合には徴収の超過分を証券口座に還付します。
今回の私の進め方案はケース2でした。
そういえば、この仕組みのこと、「相殺」っていう表現使うんですね。言葉自体は知っていましたが、こういう場合に使うこと初めて知りました。知らないことがたくさんです。
以上、いかがでしたでしょうか。
結果は年末のお楽しみです。そのころまでには、私ももっとレベルアップできていればいいな、と思います。
尚、この内容は勉強中のものであり責任は負いかねますので、投資に対するご判断はご自身でお願いいたします。
それでは。